やんばる通信

 

2014年02月25日

 2月25日、ツボミヤツシロラン(開花せずに結実してしまう腐生ラン)の今年の状況確認にやんばるの森へ行ってきました。ツボミヤツシロランは薄暗い森の中で、今年も十数株が発生していました。
 周辺にはハクサンボク、セイタカスズムシソウが咲き、ナガミボチョウジ、メジロホウズキの真っ赤な実が成っていました。
 場所を変えていったハルザキヤツシロランのポイントでは、今年は発生が確認できませんでした。森の中では、ヒメサザンカ、ヒサカキ、オキナワッセク、オキナワウラジロガシ、リュウキュウカイロラン(アカバシュスラン)などが咲いていました。また、タカツルランもありましたが、今年の開花は微妙な状態でした。まだ伸び始めなので、開花時期の5〜6月には蕾が上がるかもしれません。
 ところで、森の中をマングース捕獲用のルートが網の目のように造られたり、北上防止のネットが延々と張り巡らされ、やんばるの森をこんなに切り開いてよいのか?と疑問を持ちました。
 林道沿いではリュウキュウイチゴ、ホウロクイチゴの花が一斉に開花していました。

  
ツボミヤツシロラン

   
ツボミヤツシロラン

   
ナガミボチョウジ                             メジロホウズキ

  
セイタカスズムシソウ                                  リュウキュウコスミレ

   
リュウキュウイチゴ                                 ヒサカキ


オキナワウラジロガシ

  
リュウキュウカイロラン

 
タカツルラン                                 シマシュスラン

   
ヒメトケンラン

   
ヒメトケンラン

   
オキナワセッコク