ラン科 オニノヤガラ属

ツボミヤツシロラン(蕾八代蘭)

Gastrodia clausa

2011年

ハルザキヤツシロランやナンゴクヤツシロランとは異なるヤツシロランを発見。
ツボミヤツシロラン    ツボミヤツシロラン
2011.02.12 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン ツボミヤツシロラン
2011.02.12 沖縄島北部

根を掘って皆で観察したが、根茎はかなり大きく、成長した先から花芽を出し、更に根茎は伸びて行く様だ。
ツボミヤツシロラン    ツボミヤツシロラン
2011.03.21 沖縄島北部

一ヶ月経っても開かない。開かずに結実してしまうのかも。
ツボミヤツシロラン     ツボミヤツシロラン
2011.03.21 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン     ツボミヤツシロラン
2011.03.21 沖縄島北部

一部何かにかじられたような穴が空いていて、花粉らしきものが見える。
ツボミヤツシロラン    ツボミヤツシロラン
2011.03.21 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン ツボミヤツシロラン
2011.03.21 沖縄島北部

2012年

やはり開花しない。開かずに結実してしまうのだろう。既に子房が成長し始めているものもあった。
ツボミヤツシロラン ツボミヤツシロラン
2012.03.01 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン   ツボミヤツシロラン
2012.03.01 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン      ツボミヤツシロラン
2012.03.01 沖縄島北部

2013年

やはり開花しない。開かずに結実してしまうのだろう。既に子房が成長し始めているものもあった。
ツボミヤツシロラン   ツボミヤツシロラン
2013.02.26 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン   ツボミヤツシロラン
2013.02.26 沖縄島北部              近くに結実した別種と思われるヤツシロランも

2014年

ツボミヤツシロラン     ツボミヤツシロラン
2014.02.25 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン   ツボミヤツシロラン
2014.02.25 沖縄島北部

ツボミヤツシロラン
2016.03.20 沖縄島北部


【特  徴】 草丈3〜4cmの菌従属栄養植物。他のヤツシロランと違い、(1)本種は花筒が開かない、(2)唇弁が花筒に合着し、さらに通常唇弁の基部に見られる瘤上の付属器官を持たない、(3)蕊柱の背面に巨大な突起物を持つ、というこれまで日本から報告されているオニノヤガラ属のCodonanthus節に属するいずれの種とも異なる特徴をもつ(京都大学の末次健司氏の論文より :日本植物分類学会2013年10月31日発行)という事が分かりました。
ツボミヤツシロランは、新種記載したとも読み取れますが、正しくは日本初記録です。タッチの差 (2012年) で台湾から記載されました。
ちなみに私たちグループが発見したのは、2011年2月12日でした。

【生育環境】 山地林内の林床
【分   布】 沖縄島北部
【開花時期】 2〜3月
【カテゴリ-】