やんばる通信

 

2023年06月25日

 6月25日、そろそろユウヅルエビネ(ツルラン×オナガエビネの自然交雑種)が開花する頃なので、開花確認へ行って来ました。何か所かの谷間に数株ありましたが、蕾を付けたものはあるものの開花しているのはありませんでした。夜中に降った雨で森の中は滑りやすく、用心しながら歩いていたものの滑って転びそうになった時に目の前に野生ランが見えたので、よくよく見るとオオギミラン(イナバラン)でした。これまで知っている自生地は乱獲によって開花株は数株で、小苗が少し残っているくらいで絶滅寸前ですから、新たな自生地の発見は喜びでした。また、ヒメハブに二度出会いました。キノコの仲間にもいろいろ出会いましたが、中でも冬虫夏草の一つであるツクツクボウシタケが久しぶりに見つかりました。こんな深い森の中にも石組みの後が広範囲にあり、昔の人たちの生活に思いをはせました。











ヒダウロコタケ


ツブイボタケ?

 
ツクツクボウシタケ


石組み


石組み

 
ヒメハブ


ヒメハブ


オオギミラン(イナバラン)

   
オオギミラン(イナバラン)