やんばる通信

 

2021年08月15日

 8月15日も、ユウヅルエビネ、ツルラン、オナガエビネの開花を見るために、やんばるの森に行って来ました。ここは入ったことがないから、入ってみようといった感じで森へ入り、藪漕ぎ状態で森の中を探し回りました。入るとすぐにオナガエビネの開花しているのが次々と見つかり、中にはオナガエビネとツルランが隣り合わせでくっついて咲いているのもありました。こういう事があるので、自然交雑してユウヅルエビネが出現するわけです。案の定、しばらく行くと20〜30m位先にシダの間から赤っぽい花がくっきりと見えます。ユウヅルエビネに間違いないと確信して近づいて見ると、濃い赤紫色のユウヅルエビネが満開していました。何十年もユウヅルエビネを見てきましたが、これまで見てきたものでも一二を争う素晴らしい株でした。今年は森へ入るたびにいろいろなタイプのユウヅルエビネに出会い、幸運としか言いようがありません。森の中では、オキナワキノボリトカゲ、リュウキュウヤマガメに出会いました。
 帰路に、タネガシマムヨウランの発生するポイントへ寄ってみると、大量に発生し出していました。今年も大発生しそうです。

   
オナガエビネ

   
オナガエビネ

   
オナガエビネとツルラン (隣り合って咲くのがあるから、自然交雑種のユウヅルエビネが出来る)

   
ユウヅルエビネ

   
ユウヅルエビネ

   
ユウヅルエビネ (ツルランの太い根とオナガエビネの細い根が混在している)


リュウキュウヤマガメ


タネガシマムヨウラン

   
タネガシマムヨウラン