2021年04月13日
4月13日、石灰岩地域にしか咲かない花を求めて、やんばるの森に行って来ました。ルートから外れて藪漕ぎ状態で石灰岩の山を一日中歩き回りました。切り立った岩やぐらつく岩、大きな隙間等、気の抜けない森の中を歩くのは大変でした。難儀のかいあって、近年、めっきり見かけなくなったカツウダケエビネの群落が幾つも見つかりましたが、花はかろうじて一輪だけ残っていました。また、あまり多くないオオハンゲも、開花株が見つかりました。そして、アリサンムヨウランの開花株も見つかりました。絶壁に閉ざされた、ほとんど人が近寄らないであろう場所なので、このように絶滅危惧種の貴重な植物が残っているのでしょう。シマタニワタリの獅子葉が幾つも見つかりました。大株で迫力がありました。 林道沿いでは、キンギンナスビ、チャボイナモリ、イルカンダ、クチナシ、ソメモノカズラ、コンロンカ、ユウコクラン、サタソウ、なかなか出会えないオキナワウラジロイチゴが開花していました。また、リュウキュウハナイカダ、キジョランが結実していました。 |