やんばる通信

 

2020年12月05日

 12月5日、ブログフレンドの方たちを案内して、やんばるの森へ行って来ました。前回、伊部岳に登ったのがとても印象に残っていたようで、また山歩きをしたいとリクエストがありました。今回は、頂上を目指す山登りではなく、この時期にいろいろな花が咲き、果実が色づく森を歩くことにしました。前日の天気予報は雨で、当日も既に雨が降っていましたが、誰からも「どうします?」といった問い合わせがなく、当然のように行く気満々のようです。沖縄市で集合して、一台の車に乗って休憩場所の「ゆいゆい国頭」へ向かいました。そこで、昨日釣って作っておいたジューマーのムニエルを出して食べて貰いました。38pの大きなものなので、5人で食べても十分食べごたえがありました。栄養を付けて、早速森へ向かいました。林道沿いでは、ナンバンギセルが沢山発生し、タンゲブの実が黒く色づいていました。また、雨が続いていたせいか、瑞々しいアラゲキクラゲが発生していました。森の中では、マルバハグマの残り花があり、ヘツカリンドウが咲き出していました。あちこちでセンリョウの朱色の実、アオノクマタケランやボチョウジ、ハクサンボクの真っ赤な実、ルリミノキの綺麗な瑠璃色が森に華やかな彩りを添えていました。また、ルリシャクジョウのポイントでは皆に手分けして探してもらいましたが、直ぐに、「これですかあ」と見つけていました。薄暗い森の中で、瑠璃色の花は妖しいくらいの存在感がありました。そして、渓流沿いでは沢山のトクサランの花が咲いていました。山から下りる途中、イノシシのウリボウに遭遇したので、急いでカメラを準備しようとしているうちに気が付いたらしく、森の中へ消えていきました。
 帰りには、足を延ばして今帰仁まで行き、なかなか見るチャンスがないであろうワニグチモダマを見せました。

  
ナンバンギセル                              センリョウ

  
タンゲブ


アオノクマタケラン


アラゲキクラゲ


観察会


観察会


観察会


観察会


観察会




  
ヘツカリンドウ

  
タシロルリミノキ

  
ボチョウジ                            ハクサンボク

  
ルリシャクジョウ

  
トクサラン

  
リュウキュウミヤマシキミ                      ワニグチモダマ