やんばる通信

 

2019年09月29日

 9月29日も、県外の方を案内してやんばるの森へ行って来ました。リクエストのあったオオオサランは、最も登りにくい急こう配の山の頂上付近に行かなければ見ることが出来ません。しかも、前日の雨でぬかるみ、岩は滑りやすくなっていましたので、慎重にゆっくりゆっくり登りました。登山道の入り口では、いつものようにコノハチョウが出迎えてくれました。しかも、長い間羽を広げて撮影するのを待っているようでした。ムサシアブミの果実を撮影したいと思っていましたが、あんなに沢山開花していたのに、わずか2本だけしか見つかりませんでした。また、この山にもヒダウロコタケ、アラゲキクラゲがありました。そして、ボウランとフウランが見つかりました。ノシランが一斉に咲き出していました。斑入りのサクララン、ユウコクランがありました。頂上では、ヤンバルセンニンソウが咲き乱れていました。目的の一つであるタイワンシシンランは、かろうじて一輪咲き残っていました。目的のオオオサランは、開花時期から少し遅かったせいもあって、数株がようやく咲いていました。この日は、なぜか蝶が多く、イシガケチョウ、アオタテハモドキ、ジャコウアゲハ、リュウキュウウラナミジャノメ、ナミエシロチョウなどを撮影することが出来ました。
 近くのタネガシマムヨウランのポイントでは、今年は発生が少なくて二株しか見つかりませんでした。


三角


三角


コノハチョウ


コノハチョウ

  
ムサシアブミ                   ヒダウロコタケ

  
ボウラン                                   フウラン

  
ノシラン                                サクララン斑入り

  
ユウコクラン斑入り                           シュリケマイマイ


オオオサラン

  
オオオサラン

  
タイワンシシンラン


ヤンバルセンニンソウ


アラゲキクラゲ


アオタテハモドキ


イシガケチョウ


ナミエシロチョウ


シロチョウ


トンボ

  
ジャコウアゲハ雄                          リュウキュウツヤハナムグリ

  
リュウキュウウラナミジャノメ                     タネガシマムヨウラン