やんばる通信

 

2019年07月28日

 7月28日、教え子たちを連れてやんばるの森へ行って来ました。目指すは国頭村の東海岸にある伊部岳です。山の形状がかっこいいのと、ルートがしっかりとしていて初心者でも登りやすいこと、頂上からの眺めも良いこと、中腹のオキナワウラジロガシを見に行くことが出来ることなどから選びました。登山口へ向かう車中で、みんな「ヤンバルクイナに会いたいね」とか言っていましたが、「雨上がりだから出て来るかもよ」と言ったら、県道沿いなのにほんとに出て来てくれました。しかも二か所でしたから、みんな野生のものは初めて見たと、きゃあきゃあ興奮気味でした。登山口に到着して、身支度をして記念撮影し、登る時の注意などを話していよいよ出発です。登り始めてすぐに、リュウキュウヤマガメに出会いました。オキナワキノボリトカゲ、オキナワマルバネクワガタ、リュウキュウルリモントンボにも出会いました。みんな結構きつかったらしく、だんだん無口になっていきましたから、休憩、給水タイムを多く入れながらゆっくりしたペースで進みました。喘ぎあえぎ登って、ようやく頂上に到着しました。その喜びは、みんなの弾けるような笑顔に表れています。頂上で弁当を食べ、今度はオキナワウラジロガシを目指しました。途中、藍壺や屋敷跡、炭窯等を見せ、昔の人たちの生活の様子を説明しました。ビックリするくらい大きなヒダウロコタケがありました。リュウキュウコンテリギも咲いていました。そうこうしているうちに、オキナワウラジロガシの巨木の前に到着しました。推定樹齢400年の古木は、静かに堂々とした姿を見せていました。後はゆっくりとしたペースで下山しました。全員無事下山した時には、みんな達成感で一杯でした。この貴重な体験は、きっと一生記憶に残り、自信になることでしょう。


出発








リュウキュウヤマガメ


オキナワキノボリトカゲ


森の中で








頂上  いい笑顔だねー


藍壺


リュウキュウコンテリギ


炭窯


ヒダウロコタケ


オキナワウラジロガシの巨木

  
オキナワマルバネクワガタ                  リュウキュウルリモントンボ