やんばる通信

 

2019年06月23日

 6月23日、やんばるの森へ行って来ました。前日から雨予報で、高速道路を走っていてもどしゃ降りの雨が降っていましたが、メンバーの誰からも「今日はどうする」といった連絡はありませんでした。集合場所に着くと、「行くだけ行ってみて、森へ入れるなら入る。入れなければ林道を歩きながらおしゃべりするのもいいんじゃない」ということになり、目的地へ向かいました。幸い小雨になっていましたので、森の中へ入って目的の花を探しましたが、株は沢山見つかったものの、花は咲いていませんでした。
 場所を移動して別の森へ入り、開花株を手分けして探していたら、あちこちで「咲いている」と声があがりました。以前株を見つけたときに、今まで見た野生ランとは違う葉なので花を確認したいと思っていました。その開花にやっと遭遇したのです。長年森に入っているのに、初めて見る花です。みんな興奮して、時間をかけて撮影しました。2〜3日花なので、今日入っていなければ、また来年蕾確認の一から始めなければならないところでした。今、専門家に鑑定を依頼中なのと、もしかしたら新種、あるいは日本新産かもしれないので、残念ながら画像は載せられません。結論が楽しみです。森の中では、ノボタン、コバノミヤマノボタン、トキワカモメヅル、オキナワイボタが咲いていました。また、滅多に見られない冬虫夏草の仲間、ツクツクボウシタケに出会いました。








コバノミヤマノボタン

  
コバノミヤマノボタン 濃桃色                   ノボタン

  
トキワカモメヅル

  
オキナワイボタ                          ツクツクボウシタケ