やんばる通信

 

2019年02月12日

 2月12日、やんばるの森へ行って来ました。この季節はヤブツバキの開花時期なので、ツバキの多い森へよく入ります。今回は、これといった特別な花はありませんでした。美味しい、アラゲキクラゲが見つかりました。
 次に、アオバナハイノキを求めて草原に入りました。まだ開花には早かったようで、数株が少しだけ花を咲かせていました。そうやっていろいろ探しながら歩いていると、足元にチクシクヌランらしきものがありました。念のためマクロで覗いて見ると、なんとキヌランではないですか。大声でみんなを呼んで、大騒ぎでした。沖縄では、キヌランはなかなか見つからない貴重な花です。先日のチクシキヌランとこのキヌランは、研究者の依頼があった花なので、両方の自生が見つかってよかったです。通り道には、モクマオの斑入り株がありました。
 林道沿いでは、ムベ、サツマサンキライ、リュウキュウコスミレ、リュウキュウバライチゴ、コバナヒメハギ、ハクサンボク等が咲いていました。

  
キヌラン

  
アオバナハイノキ                            アカメガシワ

  
ムベ 雌花                      サツマサンキライ 雌花

  
アラゲキクラゲ                       イヌビワ

  
コバナヒメハギ                            斑入りモクマオ

  
リュウキュウバライチゴ                       リュウキュウコスミレ


ヤブツバキ

  
ヤブツバキ