2019年02月09日
2月9日、やんばるの森へ行って来ました。朝から冷たい雨が降り続いていましたので、森の奥深くまで入るのはやめて近場だけ数か所入りました。目的のヤンバルキヌランは、数株が咲き出していました。また、早咲きのヒメトケンランが可憐な花を咲かせていました。サクラツツジも綺麗に咲いていました。ところが、十年ほど前に見つけて、毎年のように開花の確認を楽しみにしているシコウランが見当たりません。シコウランは、通常、高木に着生していて、望遠で撮影してもなかなか良い写真が撮れませんが、ここのは、目線の低い位置に着生しているために、至近距離で撮影出来る奇跡的な株でした。昨年、バルブが取られてがっかりしていましたが、今回はごっそり剥がされてしまいました。凄いショックでした。みんなが、美しい花の開花を毎年楽しみにしている株を独り占めして持ち去るという行為は、とても許されるものではありません。近年の希少植物や動物の乱獲は、目に余るものがあります。早急に、効果的な対策をする必要が望まれます。 林道沿いでは、あちこちでハゼノキが真っ赤に紅葉していました。また、アカボシタツナミソウ、ムベ、リュウキュウシロスミレ、リュウキュウイチゴ、タブノキ、サツマサンキライ、ハクサンボク、ホトケノザ、クロミノオキナワスズメウリ等が咲いていました。 チクシキヌランを探しに行ったポイントでは、リュウキュウコザクラ、コバナヒメハギ、ナンゴクネジバナ、ムラサキサギゴケ、オオジシバリ等が咲いていました。また、美味しいハツタケが発生していました。 |