やんばる通信

 

2018年03月20日

 3月20日、やんばるの森へ行って来ました。急斜面の谷間を下りて渓流へたどり着き、ずっと渓流を歩いてまた登って戻るといったハードな行程でした。今回も、この時期に発生するヤツシロラン類やウエマツソウを探しました。すると、真っ先に見つかったのが、光合成をやめた植物ー菌従属栄養食物の一つであるギンリョウソウでした。数年ぶりの再会でしたが、ちょうど発生したばかりのようで、傷みもなく、新鮮な状態でした。また、2016年、新種登録されたばかりのツツザキヤツシロラン、ヤンバルヤツシロランも沢山発生していました。ウエマツソウも数本出始めていました。ウエマツソウは雌花が開いたのが一株でしたので、追跡調査の必要があります。途中、ヒメトケンランがあちこちで可憐な花を咲かせていました。そして、レンギョウエビネが開花し始めていました。アリサンミズ、ヒメタムラソウ、アマミイナモリ、リュウキュウアリドオシ、ヤマビワソウに出会いました。アマシバも一斉に開花していて、渓流に彩りを添えていました。
 林道沿いでは、ホウロクイチゴ、シマイズセンリョウ、ムカゴソウ、リュウキュウマユミ、イタジイ等が花を咲かせていました。また、キンショウクダモの黄金色の新葉が展開し始めていました。

    
ギンリョウソウ


渓流


渓流


渓流


渓流


渓流

    
アリサンミズ 雌花                        ヒメタムラソウ

    
ヒメトケンラン

    
レンギョウエビネ                        ヤンバルキヌラン


イタジイ


アマシバ


アマミイナモリ

    
リュウキュウアリドオシ

    
ヤマビワソウ                           シマイズセンリョウ

    
ウエマツソウ

    
ツツザキヤツシロラン

    
ヤンバルヤツシロラン

    
ホウロクイチゴ                              キンショクダモ

    
リュウキュウマユミ                            ムカゴソウ


リュウキュウコケシノブ


新芽