2015年12月05日
12月5日、やんばるの森へ行って来ました。今回の目的は、数年来捜し求めて、ようやく見つけた植物で、この時期に開花するものの確認でした。森へ入って急勾配の坂を下って行くと、アオノクマタケラン、センリョウ、タシロルリミノキ、マルバルリミノキ、ニコゲルリミノキ、モクタチバナ、シシアクチ、リュウキュウルリミノキ、ビシンジュズネノキの実が色づいていました。また、アマミヒサカキ、ヒメサザンカ、サザンカ、サツマイナモリ、トクサラン等が咲いていました。リュウキュウヤマガメ(絶滅危惧U類)にも出会いました。渓流までたどり着いて、目的の植物を探し回りましたが、盗掘されていて、ありませんでした。皆、開花を楽しみにしていただけに、残念でなりませんでした。自分の欲望のため、身勝手に森の貴重な動植物を持ち去る者に怒りを覚えます。近年、このような盗掘がひどくなっています。何か対策をしないと、ほんとに絶滅してしまいそうです。 林道沿いでは、イイギリ、カラスザンショウ、オオムラサキシキブ、ハナガサノキ、ハゼノキ、ハマセンダン、シロダモが実っていました。また、近年ワイン作りで注目を浴びているリュウキュウガネブの完熟しているのにも出会いました。タイワンハンノキには、今年もタイワンハムシが沢山集って葉を食べていました。 川沿いでは、ヨシススキ、イトススキ、ナピアグラス、ダンチク、ジュズダマ等の花が咲いていました。 |