やんばる通信

 

2015年10月20日

 10月20日も、やんばるの森へ行ってきました。今回は、関東の花友がコウシュンシュスラン(絶滅危惧IA類)撮影したいと言ってきましたので、案内してきました。先日開花を確認してから5日も経っているので、花が残っているかどうか心配でしたが、藪をかき分けてたどり着いてみると、8輪ともしおれずにそのまま残っていました。結構花持ちがよいようです。また、ゼニゴケシダも見つかりました。先日いたアカマタの住みかには脱け殻がぶら下がっていました。周辺には、オキナワセッコク(絶滅危惧IA類)、カシノキラン(絶滅危惧U類)、クモラン(絶滅危惧U類)、リュウキュウカイロラン(絶滅危惧U類)、カゲロウラン(絶滅危惧U類)、ヤクシマアカシュスラン(絶滅危惧U類)、カクチョウラン(絶滅危惧IB類)、ヒメトケンラン(絶滅危惧IB類)、レンギョウエビネ(絶滅危惧U類)、オナガエビネ(絶滅危惧U類)ツルラン(絶滅危惧U類)、トクサラン(準絶滅危惧)、ユウコクラン等がありました。そして、ヤマヒハツの実が黒熟していましたので、皆に味見をして貰いましたが、甘酸っぱいものの、少し渋みもありました。シシアクチやチヂミザサの斑入も見つかりました。
 林道沿いでは、さまざまなチョウが飛び交っていました。また、カゴノキ、ハシカンボク、サキシマフヨウ、アキノノゲシ、ススキ、リュウキュウハギ、リュウキュウハイノキ、ナンバンギセル等の花が咲き、ビナンカズラ、イイギリ、シラスゲ、ヤエヤマセンニンソウ、シバニッケイ、シマイズセンリョウ等が実っていました。

    
コウシュンシュスラン


ヤマヒハツ


シシアクチ 斑入


    
カシノキラン                  リュウキュウカイロラン

    
ヤクシマアカシュスラン                   ゼニゴケシダ

   
アカマタ 脱け殻                  チヂミザサ 斑入

   
シバニッケイ                   ナンバンギセル

   
イイギリ

   
アキノノゲシ                 リュウキュウハイノキ


リュウキュウハイノキ


シマイズセンリョウ


シマイズセンリョウ

   
シラスゲ

   
ススキ

   
ヤエヤマセンニンソウ 種子              アメリカネナシカズラ