やんばる通信

 

2015年09月14日

 9月14日、やんばるの森へ行ってきました。今回の目的は、この時期に開花するクニガミトンボソウ(絶滅危惧IA類)の開花確認でした。急勾配の下り坂を降りていくと、途中でリュウキュウウラナミジャノメ(準絶滅危惧)が目前にやって来て、しばらく道案内をしてくれました。ようやく渓流へ着くと、クニガミトンボソウは、幸運にも、とても良い状態で開花しているのが見つかりました。周辺では、ヒメタムラソウ、ヤクシマスミレ(絶滅危惧U類)、オキナワヒメナキリスゲ(準絶滅危惧)等がありました。また、カクチョウラン(絶滅危惧IB類)、タカサゴサギソウ(絶滅危惧IB類)、ユウコクラン、レンギョウエビネ(絶滅危惧U類)、オナガエビネ(絶滅危惧U類)とツルラン(絶滅危惧U類)、クニガミシュスラン(絶滅危惧IB類)等がありました。そして、リュウキュウアオヘビ、ホントウアカヒゲ(絶滅危惧IB類)、オキナワシリケンイモリ(準絶滅危惧)、ハイ(準絶滅危惧)にも出会いました。斑入りのリュウキュウマツやヒメタムラソウも見つかりました。
 帰路は、降りてきた急勾配の坂を上ることですから、蒸し暑い中を喘ぎあえぎ、途中で何度も休憩を取りながら帰りました。熱中症気味になるほど大変でした。
 林道沿いでは、ハシカンボクが満開でした。シマサルナシ、シマイズセンリョウの実も成り出していました。また、ショウロウクサギ、ヘクソカズラ、ナンバンギセル、コモウセンゴケの花が咲いていました。

    
シマサルナシ                    タカサゴサギソウ













    



ショウロウクサギ



シマイズセンリョウ



リュウキュウウラナミジャノメ


    
リュウキュウウラナミジャノメ

    
ヘクソカズラ

    
ヒデリコ

    
クニガミトンボソウ

    
クニガミトンボソウ

    
クニガミトンボソウ


オキナワシリケンイモリ


ヒメタムラソウ 斑入

    
ヒメタムラソウ

    
ヤクシマスミレ

    
オキナワヒメナキリスゲ


ヒリュウシダ 針葉

    
コモウセンゴケ                      リュウキュウマツ 斑入

    
ナンバンギセル


ハイ


ハイ