やんばる通信

 

2015年09月05日

 9月5日、やんばるの森へ行ってきました。森の中へ入るとすぐに、咲き残りのオナガエビネ(絶滅危惧U類)とツルラン(絶滅危惧U類)が見つかりました。暫く探し回ると、タネガシマムヨウラン(絶滅危惧U類)の開花しているのが見つかりました。
 場所を変えて、昨年見つけたタネガシマムヨウラン(絶滅危惧U類)の白化品のポイントへ行くと、これまでにない良い状態で開花している株に出会えました。開花のタイミングを合わせるのが難しいだけに、良かったです。蕾だけの株も一株見つかりました。近くには、アラゲキクラゲやオチバタケ等、様々なキノコが発生していました。また、ユウコクラン、レンギョウエビネ(絶滅危惧U類)、トクサラン(準絶滅危惧)、カシノキラン(絶滅危惧U類)、クニガミシュスラン(絶滅危惧IB類)等がありました。そして、リュウキュウアオヘビ、ホントウアカヒゲ(絶滅危惧IB類)、ヤンバルヤマナメクジにも出会いました。
 林道沿いでは、ハシカンボクが満開でした。ノブドウ、シマサルナシの実も成り出していました。また、ショウロウクサギ、タラノキ、カラスザンショウの花が咲いていました。期待していたヤエヤマセンニンソウは根際から刈り取られていて、ショックでした。斑入りのセンダングサやシマミサオノキ、シラタマカズラも見つかりました。

    
タネガシマムヨウラン

    
タネガシマムヨウラン 白化品

    


    
オナガエビネ                       ツルラン

    
アラゲキクラゲ                       オチバタケ

    
ヤンバルヤマナメクジ                  ツマグロヒョウモン


ショウロウクサギ


ハシカンボク

    
ハシカンボク                   シマミサオノキ 斑入

    
センダングサ 斑入                     シラタマカズラ 斑入

    
ノブドウ


ヤンバルタマシダ

    
ヤンバルタマシダ                      シマサルナシ

    
カラスザンショウ

    

タラノキ