やんばる通信

 

2015年08月30日

 8月30日、やんばるの森へ行ってきました。森の中では、赤紫色や桃色のオナガエビネ(絶滅危惧U類)が幾つも見つかりました。花形や色に様々なパターンがありました。また、咲き残りのツルラン(絶滅危惧U類)の真っ白な花が森の緑の中で目だっていました。ヤクシマヒメアリドオシラン(絶滅危惧U類)も開花し始めていました。この日の目当ての一つであるルリシャクジョウが数本見つかり、綺麗な瑠璃色は薄暗い森の中で幻想的でした。近くには、ハマキタケやヒダウロコタケなど、様々なキノコやタネガシマムヨウラン(絶滅危惧U類)、ヤッコソウが発生していました。ユウコクラン、レンギョウエビネ(絶滅危惧U類)、トクサラン(準絶滅危惧)、ヒメトケンラン(絶滅危惧IB類)、カシノキラン(絶滅危惧U類)、ナギラン(絶滅危惧IB類)、オキナワセッコク(絶滅危惧IA類)等がありました。そして、久しぶりにガラスヒバァにも出会いました。休憩をしているとホントウアカヒゲ(絶滅危惧IB類)がやって来て、しばらく遊んでいました。
 林道沿いでは、オキナワテイショウソウ、トキワヤブハギ、ハシカンボク、ヤマビワソウが咲き出していました。また、この時期には珍しく、ノボタンの咲き残りがありました。










    


    
オナガエビネ

    
ハシカンボク

    
ツルラン                               オキナワテイショウソウ

    
ハマキタケ                             タネガシマムヨウラン

    
トキワヤブハギ                    ノボタン

    
クニガミシュスラン                  ホントウアカヒゲ


ガラスヒバア


ヒダウロコタケ

    
ルリシャクジョウ

    
ヤマビワソウ                                  ヤッコソウ

    
ヤクシマヒメアリドオシラン                  ナギラン