やんばる通信

 

2015年05月30日

 5月30日、やんばるの森へ行ってきました。今回の目的は、この時期に開花するヤクシマネッタイラン(絶滅危惧IB類)の確認でした。久しぶりに見るヤクシマネッタイランは、深い森の中で真っ白な蕾を幾つも浮き上がらせていました。周辺を皆で探しましたが、残念ながら開花株は見つかりませんでした。また来週にお預けです。雨上がりのせいか、アミヒカリタケやヒダウロコタケ、名前の分からないキノコ類が多数発生していました。リュウキュウハグロトンボ、リュウキュウアカガエル(準絶滅危惧)、オキナワシリケンイモリ(準絶滅危惧)、リュウキュウアオヘビにも出会いました。
 場所を変えて行ったオオギミラン(絶滅危惧IA類)のポイントでは、株は見つかりましたが、まだ蕾は上がっていませんでした。
 林道沿いでは、ノボタン、コンロンカ、シバニッケイ、ツルマオ、ツゲモチ、ヤブジラミ、テンニンカ、オキナワスズメウリ、ユウレイラン(絶滅危惧U類)等が咲いていました。また、今回もヤマモモが実っていて、みんな喜んで食べていました。シラタマカズラの斑入りも見つかりました。

   



森                                リュウキュウハグロトンボ

  
ノボタン                            リュウキュウアカガエル

   
ヤクシマネッタイラン

   
アミヒカリタケ?                           ヒダウロコタケ

   
オキナワスズメウリ                          シラタマカズラ斑入

   
ツゲモチ                                  ヤブジラミ

   
ユウレイラン


オオギミラン(イナバラン)

   
テンニンカ                               ヤマモモ