やんばる通信

 

2012年7月21日

 7月21日、やんばるの森へ行って来ました。この時期によく咲くリュウキュウ(ユウヅルエビネ、ツルランとオナガエビネの自然交雑種 絶滅危惧II類)を探しに行きました。藪こぎをして探し回ると、淡い桃色花や、白色の花が数株、ひっそりと咲いていました。濃い赤紫花のオナガエビネ(絶滅危惧II類)もきれいに開花していて、森に彩りを添えていました。森の中では、ツルラン(絶滅危惧II類)、トクサラン(絶滅危惧II類)、レンギョウエビネ(絶滅危惧II類)、カゲロウラン(絶滅危惧II類)、ユウコクラン等に出会いました。また、今後の探索課題の一つにしていた、沖縄本島でのキバナシュスランに、十数年ぶりに出会いました。秋の開花時期まで暫くはまた通うことになりそうです。虫に食われたり、盗掘に会わないことを祈るばかりです。そして、これも開花になかなか出会えない、クロムヨウランの開花に出くわしました。多くのシダやアオノクマタケランに覆われて薄暗かったのが幸いしたようです。今回、同行した皆、何かに導かれるかのように二つの貴重な植物に遭遇して幸運だったと興奮していました。
 林道沿いでは、様々な種類のキノコの仲間に出会いました。


キノコの仲間


キノコの仲間

    
キノコの仲間        

     
          キバナシュスラン

     
キバナシュスラン

     
オナガエビネ    

     
リュウキュウ 極淡桃色花

     
クロムヨウラン

     
クロムヨウラン

     
クロムヨウラン