やんばる通信

 

2012年06月16日

 6月16日、やんばるの森へ行って来ました。数年ぶりに環境庁版RDB(絶滅危惧IA類)、 沖縄県版RDB(絶滅危惧IB類)のタイワンショウキランの蕾の上がっている株を見つけていましたので、その状況調査が目的です。今週3度目の挑戦です。連日の雨で、ぬかるんだ森の中は歩きづらく、ようやくポイントに到着しました。蕾を付けた二株は共に順調で、それぞれ一輪ずつ開花していました。数年ぶりに出会う人、初めて出会う人、みんな歓声を上げていました。虫食いもなく、完璧な状態で咲いていてくれました。通い詰めた甲斐があります。いつも大株は見つかるものの、開花時期を迎える頃には盗掘されてしまって、悔しい思いをしてばかりいましたので喜びもひとしおです。この株は、誰にも見つからないことを祈るばかりです。また、これもなかなか開花に出会えない、アワムヨウラン、シラヒゲムヨウランの開花株も見つかりました。
 林道沿いでは、コバノミヤマノボタン、ノボタン、オキナワイボタ、ヤマヒハツ、オキナワヤブムラサキ、トキワカモメヅルの花がきれいに咲いていました。

     
タイワンショウキラン          

     
タイワンショウキラン


タイワンショウキラン

       
アワムヨウラン

     
アワムヨウラン       

       
シラヒゲムヨウラン

    
コバノミヤマノボタン                  コクラン 赤花