やんばる通信

 

2012年06月09日

 6月09日、やんばるの森へ行って来ました。家を出るときは雨模様でしたが、現地へ着く頃には雨も上がり、絶好の撮影日和となりました。数年ぶりに環境庁版RDB(絶滅危惧IA類)、 沖縄県版RDB(絶滅危惧IB類)のタイワンショウキランかエンレイショウキラン(開花してみないと分からない)の蕾の上がっている株を見つけていましたので、その状況調査が目的です。連日の雨で、ぬかるんだ森の中は歩きづらく、ようやくポイントに到着しました。株は数株、蕾を付けた株は二株、合計4輪の蕾がありました。だいぶ膨らんだ状態でしたが、残念ながらまだ開花はしていませんでした。暫くは、調査に通う事になりそうです。また、ムロトムヨウラン?、シラヒゲムヨウランらしき株も見つかりました。そして、とても珍しい、リュウキュウコンテリギの装飾花(中性花)が見つかりました。
 林道沿いでは、コバノミヤマノボタンが咲き出し、ノボタン、オキナワイボタ、ヤマヒハツ、トキワカモメヅルの花がきれいに咲いていました。また、この時期にしては珍しく、しかもこれほどまでの開花はなかなか見られないオキナワヤブムラサキが見つかりました。リュウキュウカラスウリもありました。

     
タイワンショウキラン          

       
タイワンショウキラン


変わり花(装飾花) リュウキュウコンテリギ  通常花

       
リュウキュウカラスウリ

     
オキナワイボタ                   コバノミヤマノボタン

       
シラヒゲムヨウラン              ムロトムヨウラン?

     
オキナワヤブムラサキ       


オキナワヤブムラサキ


雌花  ヤマヒハツ  雄花


トキワカモメヅル