2012年3月25日
3月25日、やんばるの森に行って来ました。この時期に良く発生するハルザキヤツシロラン類と、以前見つけたレンギョウエビネ(絶滅危惧II類)の大株の開花確認が目的でした。森の中では、リュウキュウカイロラン(絶滅危惧IA類)、ヒメトケンラン(絶滅危惧IB類)、ヤンバルキヌラン(準絶滅危惧)の花が一斉に咲いていました。また、ハルザキヤツシロラン(絶滅危惧II類)と、未確認種のヤツシロランが2種類発生していました。そして、トクサラン(準絶滅危惧)、ツルラン(絶滅危惧II類)、カクチョウラン(絶滅危惧IB類)、アオジクキヌラン(絶滅危惧II類)、オキナワセッコク(絶滅危惧IA類)、ツルラン、(絶滅危惧II類)、タカツルラン(絶滅危惧IA類)等の貴重な野生蘭にも出会いました。特に、タカツルランは数本がまとまって発生しており、しかも、蕾が多数、確認出来ましたので、開花時期が楽しみです。さらに、ホンゴウソウらしきムヨウランが早くも発生していました。この森の豊かさが分かります。 数年前に見つかったアキザキナギラン(オオナギラン 絶滅危惧IA類)は、その後、盗掘されて全滅してしまいましたが、新たな自生地を発見していましたので(しかもこの時期に花茎が上がっていた)、場所を変えて入った森の中で、清楚な淡緑色の花が満開していました。しかし、残念なことに、花びらはほとんど虫にかじられていました。でも、開花する株なのが分かりましたので、次回の開花が楽しみです(盗掘されないことを願うばかりです)。 林道沿いでは、シマイズセンリョウ、ヤナギイチゴ、リュウキュウイチゴ、リュウキュウバライチゴ、ホウロクイチゴ、リュウキュウコスミレ、リュウキュウシロスミレ、ムカゴソウ、ニラバラン、ナンゴクネジバナ、チクシキヌラン、ムラサキサギゴケ、リュウキュウコザクラ、ハルジオン、ジシバリ、ヤナギニガナ、タブノキ、ヤマモモ、ギーマ、ウロコマリの花が一斉に咲き出していました。 |