やんばる通信

 

2012年02月23日

 2月23日、ナンゴクヤツシロランのことが気になって気になって仕方がないので、雨の上がった午後から、やんばるの森へ行って来ました。2010年2月27日に発見し、新産地として登録されたナンゴクヤツシロラン(絶滅危惧IA類)は、今年は当たり年のようで、先週20数株の蕾を見つけました。前日からの集中豪雨で、ちょっと心配でした。ドキドキしながら目的のポイントへ着くと、案の定、豪雨で落ち葉や表土が押し流されていて、中には目印ごと倒されている株もありました。しかし、多くの株が既に開花しており、最盛期のようで、その数は19輪にも達していましたが、大雨に濡れたせいか通常の色ではありませんでした。また、中には虫にかじられているのもありました。でも、まだ蕾が数株あり、小苗を含めると、1週間位は見られそうな感じがします。森の中では、アリアンミズが一斉に花を咲かせていました。
 林道沿いでは、エゴノキ、ハクサンボク、リュウキュウイチゴ、リュウキュウバライチゴ、ムベ、シマイズセンリョウ、アオバナハイノキが大雨のため花をどっさり散らしていて、まるで花の絨毯のようでした。

    
ナンゴクヤツシロラン


ナンゴクヤツシロラン


ナンゴクヤツシロラン



ナンゴクヤツシロラン


ナンゴクヤツシロラン


ナンゴクヤツシロラン