やんばる通信

 

2011年3月1日

 3月1日、ナンゴクヤツシロランの開花確認をしに、やんばるの森へ行って来ました。まだ少し早いかもしれないと思いながらも、週末まで待ちきれずに、行くことにしました。また、実際に咲いてみないとナンゴクヤツシロランなのか、ハルザキヤツシロランなのかもはっきりしません。到着して、周辺を探してみると、何と4株が開花していました。しかも、20数年前に西表島で確認されて以来、未確認のナンゴクヤツシロランです。昨年に続いての確認ですから、間違いなく新産地です。残念なのは、花びらが、虫に食べられていたことです。
 昨年来、発生していた場所を目安に、種子の状態などをチエックし、2月には、皆で落ち葉を丁寧に取り除きながら、ようやく、十数株の蕾を見つけることが出来ました。このようにして、1年がかりで開花確認できただけに、喜びもひとしおでした。まだ3株の蕾が残っていて、2〜3日中には開花するものと思われます。しばらく、やんばる通いが続きそうです。

 
ナンゴクヤツシロラン

 
ナンゴクヤツシロラン

       
ナンゴクヤツシロラン


 
ナンゴクヤツシロラン