やんばる通信

 

2010年12月28日

 12月28日、恒例の歩き納めで、やんばるの森へ行って来ました。長い獣道を歩いて、ようやく頂上付近へ着き、そこから森へ入りました。林道沿いでは、アリモリソウ、オキナワテイショウソウ(マルバハグマ)、サクラツツジ、タカサゴサギソウ(絶滅危惧TB類)が咲いていました。また、季節はずれのハシカンボクが咲いていました。
 森の中では、トクサラン(準絶滅危惧類)、チケイラン(絶滅危惧TB類)、の大株があちらこちらで満開でした。特に、チケイランは、以前見つけた大群落が、ごっそり盗掘された嫌な思い出がありますから、今回、それを遙かに上回る大群落に出会えたことは、お年玉だと思っています。カゲロウラン(絶滅危惧U類)の開花しているのにも出会いました。また、カンラン(絶滅危惧TA類)、オキナワセッコク(絶滅危惧TA類)、タカツルラン(絶滅危惧TA類)、クニガミシュスラン(絶滅危惧TB類)、ヒメトケンラン(絶滅危惧TB類)、コクラン(絶滅危惧TB類)、シコウラン(絶滅危惧TB類)、カシノキラン(絶滅危惧U類)が見つかりました。今日の目的のカンラン、ホウサイランの開花株には、残念ながら出会うことは出来ませんでした。
 朝10時からスタートし、夕方5時半頃まで、ほとんどが藪こぎ状態で森の中を歩き回りましたので、合計7時間半、さすがに疲れ切っていました。

 
ハシカンボク                      タカツルラン


    
サクラツツジ          ?シダ


    
シシラン

     
トクサラン

   
トクサラン                  チケイラン

 
チケイラン


    
タカサゴサギソウ