やんばる通信

 

2010年9月26日

 9月26日も、やんばるの森へ行って来ました。林道沿いでは、オオカラスウリの開花しているのに出会いました。その花の蜜を吸いに、クロアゲハや様々な蝶が訪れていました。また、ケカラスウリの果実や蕾も見つかりましたので、森の帰りに、暗くなった頃、再度見に来る事にしました。9時頃に開花しました。幻想的な花で、甘い香りを周囲に漂わせていました。
 目的花の一つであったボウラン(準絶滅危惧)は、これまで見たことのないすごい量の株が見つかりましたが、開花時期は過ぎていて、数輪が咲いていました。また、もう一つの目的花のオオオサラン(絶滅危惧IB類)も、これまでに見たことのない大株が沢山見つかり、多くの株がきれいに開花して、辺りにアオサのような、海の香りを放っていました。中でも、一枝に40輪以上も花を満開させている株や、数十輪の花をまっすぐに立ち上げて、咲かせている株がありました。これも目的花の一つであるタネガシマムヨウラン(絶滅危惧U類)の白化品が、新たな場所で見つかり、大変感動しました。そして、ヨウラクランやオナガエビネ(準絶滅危惧U類)が、残り花を付けていました。リュウキュウアオヘビやリュウキュウヤマガメにも出会いました。さらに、これまでに見たことのない雰囲気の、ムヨウランの大群落にぶつかりました。蕾の開きかけの株がいくつもありましたので、近日中の早朝に、再度確認に行きたいと思っています。森の中では、ハシカンボクやリュウキュウヌスビトハギが、咲き出していました。

 
ケカラスウリ

 
ケカラスウリ                       ボウラン

 
クロアゲハ

 
オオカラスウリ

    
オオカラスウリ                   オオオサラン

     
オオオサラン


    
オオオサラン

 
オオオサラン

 
オオオサラン

 
ヨウラクラン                    オナガエビネ

 
リュウキュウアオヘビ                 リュウキュウヤマガメ

      
タネガシマムヨウラン白化品

       
ムヨウラン


   
ムヨウラン