やんばる通信

 

2010年8月8日

 8月8日、やんばるの森へ行って来ました。朝から雨模様でしたが、私は晴れ男だからということで、雨天決行しました。案の定、森の中へ入ると雨は止みましたが、じめじめと蒸し暑く、足を踏み入れるとすぐに、ヒメハブのお出迎えでした。また、天然記念物の可愛らしいリュウキュウヤマガメやリュウキュウアカガエルにも出会いました。
 谷間を下り、急峻な坂をあえぎあえぎ登って行くと、オナガエビネやツルランの開花したのが、あちらこちらで見つかりました。特にオナガエビネは、ちょうど満開の時期にぶつかったようで、360度見渡す限り、数百本もの開花に出会い、圧倒されました。また、今日の目的の一つであった、ユウヅルエビネ(リュウキュウ)(ツルラン×オナガエビネ)は、ツルラン型の花姿で、紅色の花を咲かせているものが見つかりました。薄暗い森の中で、華やかな紅色の花は、妖艶な雰囲気を漂わせていました。そして、オナガエビネの白化品、シロオナガも見つかりました。
 帰り際、シロシャクジョウが発生しているのに出会いました。クロムヨウランも見つかりましたが、もう花を閉じていました。また、冬虫夏草の一つで、なかなか出会いにくい、ツクツクホウシタケに出会いました。掘り出してみると、ちゃんとセミの幼虫が付いていました。そして、ルリシャクジョウも出始めていました。
 森から出る頃には、また土砂降りの雨が降り出しました。撮影をしている時には、一滴も降りませんでしたから、憑いていました。

 
斑入りハナイカダ                     ヒメハブ

 
オナガエビネ

 
オナガエビネ

     
リュウキュウ

 
リュウキュウ

    
リュウキュウ                シロオナガ

 
シロオナガ

    
シロシャクジョウ

    
ツクツクホウシタケ