やんばる通信

 

2009年10月4日

 10月4日も、関東の方と京都の学生さんを案内して、やんばるの森に行って来ました。朝から天気予報通りの雨が降っていましたが、行くしかないので、合羽を着て森へ入りました。さすがに森の中は暗く、5〜10pの植物を探すのは厳しい状態でしたが、目が慣れてくるといろいろ見つかりました。まず、ルリシャクジョウですが、暗い森の中で、瑠璃色の色彩は妖しげに光っていました。また、離れた場所では、シロシャクジョウが数株開花していました。そして、オナガエビネが、最後の残り花を数本付けていました。ホンゴウソウも残り花を咲かせているのが見つかりました。ヤクシマヒメアリドウシランは、満開状態の株が数株見つかりました。最近では、株を見つけるのさえ困難な上に開花しても数日しか持たないので、今回、開化に巡り会ったのは、奇跡的な出会いだったと思います。ずぶぬれで撮影したため、画像はいま一つでしたが、楽しい山歩きでした。

    
ルリシャクジョウ

 
シロシャクジョウ


 
オナガエビネ

 
ヤクシマヒメアリドウシラン

 
ヤクシマヒメアリドウシラン

     
ホンゴウソウ                   エダウチヤガラ(夏葉)