やんばる通信

 

2008年6月21日

  6月21日に、イナバラン(オオギミラン)の開花情報を聞きつけて来沖した関東の写真家の方々を案内して、やんばるの森へ行って来ました。森へ入るとすぐに、イナバラン(環境庁版RDB−絶滅危惧IA類、沖縄県版RDB−絶滅危惧IB類)は、真っ白い新鮮な花を沢山つけて、満開状態でした。
  場所を変えて次の森へ行き、ツルシダ科のワラビツナギ(環境庁版RDB−絶滅危惧IA類、沖縄県版RDB−絶滅危惧IA類)を撮影しました。また、植物体が小形で、梅雨時の短い時期にのみ開花するので、発見が困難なユウレイラン(環境庁版RDB−準絶滅危惧、沖縄県版RDB−絶滅危惧II類)が見つかりました。今年は、なぜか良く見つかります。イモネヤガラ(環境庁版RDB−絶滅危惧IB類)は、早くも種子になっていました。コヤブミョウガはあちこちで、白い小さな花を咲かせていました。
  さらに、沖縄島では2ヶ所にしか分布していない、貴重なマメ科のナハキハギ(沖縄県版RDB−絶滅危惧II類)を撮影しに行きましたが、ちょうど良く開花していました。

    
イモネヤガラ                               コヤブミョウガ               

  
イナバラン

  
イナバラン

     
イナバラン                                              

    
ベニイグチ?                                 ワラビツナギ

  
ユウレイラン

  
ナハキハギ