やんばる通信

 

2008年6月15日

  6月15日も、県外の写真家の皆さんを案内して、やんばるの森へ行って来ました。今日の、目的の花の一つ、タカツルランは、蕾は付いていましたが、まだ開花していませんでした。森の中では、シロシャクジョウ、ヒナノシャクジョウ、ナンカクランの大株が見つかりました。また、ナギラン(環境省レッドデータブック:絶滅危惧II類、沖縄県レッドデータブック:絶滅危惧IA類)は、蕾が付いていました。今回の付録は、イシカワガエルの成体に出会えたことです。イシカワガエルは、体長10〜13cmの大型ので、日本の蛙の中で最も美しく、動く宝石ともいわれています。個体数も少なく、なかなか姿を見ることが出来ません。 奄美大島と沖縄島の固有特産種で、沖縄県指定の天然記念物に指定されています。 また、環境省レッドデータブック:絶滅危惧IB類、沖縄県レッドデータブック:絶滅危惧IB類に指定されている、生きた化石と呼ばれるです。そして、国指定の天然記念物に指定されている、リュウキュウヤマガメの幼体にも出会いました。まだ、きれいな赤い色をしていました。環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧II類に指定されています。
 林道沿いでは、アオノクマタケランの真っ白な株、ルリミノキのきれいな斑入りの株が見つかりました。


  
タカツルラン                                  ナギラン

  
ヒナノシャクジョウ

  
ナンカクラン                               シロシャクジョウ

  
イシカワガエル

  
リュウキュウヤマガメ

  
アオノクマタケラン                             斑入ルリミノキ