やんばる通信

 

2008年3月23日

  3月23日に、アリサンムヨウランの開花情報が入り、大雨の天気予報の中、大急ぎでやんばるの森へ開花確認に行って来ました。かろうじて2輪咲いていました。アリサンムヨウランは、危急種ではあるのですが、この森以外ではもうほとんど見あたらず、しかも琉球石灰岩の落ち葉の上にしっかりとした根も張らずに自生しているので、すぐに絶滅してしまうのではないかと気をもんでいます。前回、行ったときには気が付かなかったアカバシュスラン(リュウキュウカイロラン)が、すぐ隣で小さな花を咲かせていました。また、森の中では、絶滅危惧種で見つけるのが困難になっているカツウダケエビネが、つぼみを膨らませている株があり、明日にでも開きそうな雰囲気でした。次週、再度行ってみたいと思います。
 場所を変えて別の森へ行くと、これも絶滅危惧種のヤブミョウガランが、花を咲かせ始めていました。また、きれいな斑入りのヤブミョウガランも見つかりました。この場所が日本で唯一の自生地で、しかも、すぐ間近まで開発が進んできているので、急ぎ保護する必要があると思います。

            
アリサンムヨウラン


  
アリサンムヨウラン

   
アリサンムヨウラン

           
アカバシュスラン(リュウキュウカイロラン)

  
カツウダケエビネ

  
ノシラン                               斑入ヤブミョウガラン

           
ヤブミョウガラン

   
ヤブミョウガラン

  
  ヤブミョウガラン