やんばる通信

 

2008年2月10日

   2月10日に、遠く北海道からお越しの方を案内して、やんばるの森へ行って来ました。森の中では、ヒメサザンカやサクラツツジが残り花を付け、サツマイナモリの花が咲いていました。お目当てのオオシロショウジョウバカマは、かろうじて2株が花を付けていました。また、絶滅危惧種のオキナワセッコクが数株ありましたが、花はまだ付けていませんでした。マメヅタランが木の枝元から数mの所まで、木を取り巻くように着生して開花している様は、見事なものでした。そして、ヨウラクランやトクサラン、カシノキラン、ヒメトケンラン、オナガエビネ、ツルラン、レンギョウエビネ等の貴重な野生蘭に沢山出会いました。そして、珍しいクロチャワンダケも見つかりました。
 林道沿いでは、リュウキュウウマノスズクサや、アキノキリンソウ、リュウキュウコスミレ、リュウキュウシロスミレ、タチツボスミレ、エゴノキ、ツゲモチ、ヤブツバキ、ムベの花が咲いていました。また、マンリョウ、リュウキュウアリドウシ、アオノクマタケランが赤く色づいていました。
 帰路に立ち寄った公園では、ムラサキサギゴケが満開で、
なかには、白花や桃花も見つかりました。そして、この時期によく発生する、美味しいハツタケが沢山見つかり、よいお土産になりました。

  
サツマイナモリ                             マメヅタラン

  
サクラツツジ                             ヨウラクラン

  
リュウキュウアリドウシ                        オキナワセッコク

  
オオシロショウジョウバカマ

  
クロチャワンダケ                          ヤブツバキ

  
アキノキリンソウ                       エゴノキ

  
     ツゲモチ                          リュウキュウウマノスズクサ

  
ムベ

  
  ハツタケ                             ムラサキサギゴケ

  
ムラサキサギゴケ白花                       ムラサキサギゴケ桃花