やんばる通信

 

2008年1月3日

  1月3日に、やんばるの森へ恒例の初歩きに行って来ました。森の中では、トクサラン、ヒメサザンカがあちらこちらで満開で、すごい香りを森中に漂わせていました。また、オキナワセッコク、レンギョウエビネ、カシノキラン、ヒメトケンラン、オナガエビネ、ツルラン、リュウキュウ、ヤクシマアカシュスラン、リュウキュウカイロラン、カゴメラン等の貴重な野生蘭の株が数多く見つかりました。蕾の付いている株もあり、開花時期を見計らって再度行く予定です。そして、キイレツチトリモチの足の踏み場もないほどの大群落、斑入りのきれいなルリミノキにも出会いました。更に特筆すべきは、シイクァーサーの、幹周りが一人では抱えきれないくらいの巨木に出会ったことでした。長年やんばるの森を歩いていますが、こんな巨木に出会ったのは初めてで、ちゃんと実も付けていました。
 林道沿いでは、オキナワスズムシソウ、サクラツツジ、サツマイナモリも咲き出し、アオノクマタケラン、マンリョウ、アリドウシ、リュウキュウミヤマシキミの真っ赤な実、ルリミノキの瑠璃色の実が森に彩りを添えていました。
 帰り際、海岸沿いの道路脇に見事な斑入りのツワブキがありました。

  
斑入りルリミノキ                           ヒメサザンカ

   
カゴメラン                            ナンカクラン

  
キイレツチトリモチ

  
キイレツチトリモチ

  
リュウキュウカイロラン                       リュウキュウミヤマシキミ

  
トクサラン                              シイクァーサーの巨木

     
オキナワサルトリイバラ                        斑入りツワブキ