2007年12月15日
12月15日に、やんばるの森へ行って来ました。林道沿いは、ツワブキが真っ盛りで、中には、管咲きの株もありました。また、アカボシタツナミソウ、アリモリソウ、ハシカンボク、マルバハグマ、オキナワスズムシソウ、オキナワサルトリイバラ、キツネノボタン等が咲いていました。そして、フウトウカズラ、マンリョウ、センリョウの赤い実、ルリミノキの瑠璃色の実が美しく色づいていました。 今日の目的である、アオイボクロの群生地ポイントへ数年ぶりに入ったところ、以前は足の踏み場もないくらいびっしり群生していたのが、激減していました。それでも、数十株は確認できましたので、来年の開花時期にもう一度行きたいと思います。そのかわり、ナンバンキンギンソウと未確認の地生ランの足の踏み場もないほどの大群落があちらこちらで見つかりました。これも、開花期に確認したいと思います。また、最近、めっきり減っているカゴメランを数十株確認できました。そして最大の収穫は、数年前に撮影して、どこで撮影したのか記憶が薄れていたヤクシマネッタイランに再会できたことでした。わずか数株でしたが、感動の再会でした。ハラアカナナホシキンカメムシの集団越冬をしているのにも出会いました。 その後、場所を移動して、タンゲブの実とビロードボタンヅルの開花確認へ行きました。タンゲブの実はすっかり黒く色づいていて、撮影の後、皆で美味しく賞味しました。甘酸っぱい森の幸でした。ビロードボタンヅルは、つぼみの膨らんだのが沢山あって、年明けには開花が見られそうです。この場所でも、未確認の地生ランに出会いました。観察を続けて、開花確認したいと思います。 |