やんばる通信

 

2007年2月25日

  やんばるの山歩きの仲間から、予定が空いたので森へ行こうとの誘いがあり、急いでやんばるへ向かいました。まだ入ったことのない谷間へ行こうということになり、道を切り開きながら進んでいくと、ハクサンボク、サクラツツジ、サツマイナモリ、リュウキュウミヤマシキミ、ヤンバルキヌランが花を咲かせていました。レンギョウエビネ、ヒメトケンランは、多くの蕾が確認できました。
 森の中では、絶滅危惧種のオキナワセッコク、危急種のカシノキラン、シコウラン、オナガエビネ、ツルラン、ヤクシマアカシュスラン、リュウキュウカイロラン、チケイラン、ナギラン等の貴重な植物に出会いました。また、オキナワスズムシソウ、ヒメサザンカ、ツバキの花が、あちこちで咲いていました。

   林道沿いでは、リュウキュウイチゴの花が次々と咲き出していました。また、今、絶滅が最も危惧されている天然記念物のヤンバルクイナが、一瞬ですが目の前を横切り、深い森の中へ消えていきました。

  
ハクサンボク                         オキナワスズムシソウ

   
レンギョウエビネ                          リュウキュウバライチゴ

  
リュウキュウミヤマシキミ                      ヤンバルキヌラン