2006年12月3日
今回は、当初の予定を変更して、急遽、ヘツカリンドウの開花状況の観察に行って来ました。今年は春から予想したとおり、ヘツカリンドウの当たり年になっていて、林道入り口からすぐに開花株があり、森中いたるところで開花し出していて、様々なパターンの花に歓声を上げながら、夢中で撮影していました。ルリシャクジョウは、いつもの場所でようやく1株確認できました。林道沿いでは、アリモリソウとサツマイナモリ、オキナワスズムシソウが真っ白で清楚な花をあちらこちらで咲かせ、黄色いツワブキの花が満開でした。今年は、沖縄本島に上陸した台風がなかったため、実物は豊作で、センリョウ、マンリョウやハクサンボク、アオノクマタケランの真っ赤な実が色づきはじめ、ルリミノキの瑠璃色の実が、鮮やかに森を彩っていました。年々、ルリミノキの増加していく様子が実感されて、瑠璃色が大好きな者としては、とても楽しみです。 また、森の中では、サザンカ、ヒメサザンカ、トクサランの花が、人知れずひっそりと咲き、辺りにさわやかな香りを漂わせていました。さらに、チケイランの大株が、これまで見たことがないくらい見事に満開の状態で迎えてくれました。そして、クニガミシュスランの大きな群落、カンランの群落も再確認できました。 |