やんばる通信

 

2006年9月23日

   オオオサランが開花しているのを是非見たいという、東京と大阪からの植物写真家のお二人を案内して、撮影に行って来ました。一株の花の開花期は1週間程度と短いので、果たしてうまく開花に巡り会えるだろうかと期待と不安を抱きながら山へ入りました。当初予定した場所から離れた方へ着いてしまい、心配しましたが、周辺をくまなく調査してみると、満開状態の良好な株がさわやかな淡い透明感のある翡翠色の花を咲かせていて、状態の良い写真を多数撮ることができました。まだ蕾の状態の株も何株もありましたので、しばらくは楽しめそうです。結果的に、新たな自生地の群落発見となり、大株になっているのもたくさん見つかりました。また、森の中ではノシランの大群落が真っ白い花をどっさり咲かせていました。
 帰り際、昨年と同じ場所でコノハチョウが姿を見せて、目の前に止まってポーズを取ってくれました。


  
オオオサラン

  
オオオサラン

  
オオオサラン


  
コノハチョウ                                                    ノシラン

  
ヤンバルセンニンソウ               トサカメオトラン