やんばる通信

 

2006年1月15

 やんばるの森でも、2〜3年足を踏み入れていない山へ行って来ました。沖縄本島北部、東海岸沿いにある、まるでダイヤモンドヘッドのような美しい形をした山で、頂上では、サクラツツジとエゴノキが満開していて、そこからの眺めは、相変わらずすばらしいものでした。この森のもう一つの魅力は、中腹にある、オキナワウラジロガシの巨木です。この木は、樹齢350年から400年とも言われていて、沖縄一のウラジロガシです。(ということは日本一?)幹周りは、大人が5人でようやく囲めるくらいあり、枝振りも根張りも見事で、やんばるの原生林の中でも圧倒的な存在感でそびえ立っています。
 森の中では、エゴノキ、オキナワスズムシソウ、ヒメサザンカ、サザンカ、ツバキ、サクラツツジ、サツマイナモリが咲き出していました。また、ヘツカリンドウの変化に富んだ花が、数株見つかりました。そして、最高気温が、このところ22〜25度と汗ばむ陽気なので、やはり、ヒメハブが2匹も現れました。画像のヒメハブは、かわいらしい幼体で、模様も独特の整然としたストライプタイプの個体でした。
 林道沿いでは、ヒカンザクラやリュウキュウコスミレの花が、今を盛りとたくさん咲いていました。

  
エゴノキ                           ルリミノキ

   
ヘツカリンドウ

  
ヘツカリンドウ                           ヒメハブ

  
サクラツツジ

  
ヤブツバキ                          ヒメサザンカ

  
サツマイナモリ                       オキナワウラジロガシ