2006年1月3日
1月3日に、やんばるの森へ恒例の初歩きに行って来ました。2月5日実施予定の「オオシロショウジョウバカマ観察会」のルート作りと、いつもお世話になっている森の掃除をしてきました。森の中では、絶滅危惧種のオキナワセッコク、危急種のレンギョウエビネ、カシノキラン、ヒメトケンラン、ナンカクラン、オナガエビネ、ツルラン、ヤクシマアカシュスラン、リュウキュウカイロラン、ヤクシマヒメアリドウシラン、カゴメラン等の貴重な植物に出会いました。特に古木にオキナワセッコク、カシノキラン、ボウラン、シコウランの大株が数株も着生していたり、ヤッコソウ、キレツチトリモチの足の踏み場もないくらいの大群落が見つかりました。また、オキナワスズムシソウ、ヒメサザンカ、サザンカ、サクラツツジ、サツマイナモリも咲き出していました。そして、アオノクマタケラン、ハクサンボク、センリョウ、マンリョウ、リュウキュウミヤマシキミの真っ赤な実、ルリミノキの瑠璃色の実、オキナワヤブムラサキの紫の実、ササバサンキライの真っ黒い実が森に彩りを添えていました。 林道沿いでは、クレマチスの仲間の在来種で、自生地の限られたビロードボタンヅルの花がたくさん咲いていました。今回は、下見を兼ねてじっくり探しながら歩いたので、数カ所でいくつもの株が見つかりました。蕾の付いている株がまだまだあり、しばらく楽しめそうです。 1日でこれだけ多くの種類の植物に出会えたということは、この森の豊かさを象徴しているといえます。 |