やんばる通信

 

2005年8月7日

  13日に、やんばるの森を案内する予定があるので、その下見をかねて、イリオモテヒメラン(ムラサキチュウガエリ)の株確認と夏咲きエビネの開花を撮影するため、急遽やんばるの森へ行って来ました。ムラサキチュウガエリの文献上の分布は、石垣島、西表島、与那国島となっていますが、数年前から、やんばるの森に自生しているのに気づいていていましたが、まさか開花しているとは予想していなかったので、見つけたときには一同、大興奮でした。念願の貴重な画像となりました。ムラサキチュウガエリの語源は、茎が紫色をしていることと、花がひっくり返って咲いているように見えることから来ています。
 森の中では、あちこちでツルランが満開で、オナガエビネも咲き出していて、まるでお花畑のようでした。また、 淡いピンク色のリュウキュウ(ツルランとオナガエビネの自然交雑種)も、人知れず、ひっそりと咲いていました。
    
ムラサキチュウガエリ(イリオモテヒメラン)

    
ムラサキチュウガエリ        リュウキュウ(ユウヅル)

    
 
オナガエビネ

   
 
ツルラン

  
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