やんばる通信

２００５年５月１４日

５月１４日、写真家の方を案内して、やんばるに野生蘭の花を撮影しに行って来ました。珍しく雨の降りしきる中、今回の撮影の最大の目的だった野生蘭、タカサゴヤガラはなんとか残り花を咲かせていてくれました。その後、イモネヤガラの開花情報を基にその場所へ行ってみると、イモネヤガラではなく、なんと驚いたことに、新たなタカサゴヤガラの自生地の発見となりました。自生地の追加登録が必要かもしれません。このタカサゴヤガラは近年登録されたばかりの貴重な野生蘭で、開花を撮影された記録もまだまだ数例と少ないものです。
　もうひとつのお目当てのエダウチヤガラは、開花時期はとっくに過ぎているので無理でしょうと話していたのに、なんと、花茎を切られた後から出た二番花が見事に咲いているではないですか。さすがに梅雨時ですから、雨には降られましたが、運良くお目当ての花の写真を撮ることができました。