やんばる通信

 

2004年12月30日

  2004年の歩き納めに山歩きの仲間9名で、やんばるの原生林へ行って来ました。林道沿いにはセイタカスズムシソウの清楚な花が咲き乱れ、センリョウ、マンリョウ、アリドウシの赤い実が新しい年を祝うかのように赤く色づいていました。森の中ではヒメサザンカやサクラツツジが咲き出し、渓流沿いではサツマイナモリやトクサランの花が咲き乱れていました。そして、絶滅危惧種のカンラン、危急種のレンギョウエビネ、カシノキラン、ヒメトケンラン、ナンカクラン、オナガエビネ、ツルラン、チケイラン、ヤクシマヒメアリドウシラン、、クニガミシュスラン等の貴重な植物に幾つも出会いました。特に、オナガエビネは大群落があり、その中の一株は季節はずれの蕾を付けていました。また、渓流沿いの古木に絶滅危惧種のオキナワセッコクの大株が何株も着生しているのがあり、それが3カ所の谷間で見つかったので、開花時期に皆で再挑戦する事に決めました。帰り際、林道沿いにリュウキュウシロスミレの可憐な花が咲いていて、疲れを癒してくれました。 

  
オキナワセッコク              モロコシソウ

 
  マンリョウ              リュウキュウアリドウシ

 
 オナガエビネ                サツマイナモリ

 
サクラツツジ               サクラツツジ

 
リュウキュウシロスミレ         リュウキュウシロスミレ