やんばる通信

 

2004年11月21日

 ヘツカリンドウの花が満開しているとの情報を得て、急遽やんばるの森へ行って来ました。この森はいたる所にヘツカリンドウが自生しており、しかも花の変化が多彩なので、ひとつひとつ花を確認しながら撮影していきました。ほんとに様々なパターンがありました。森の中では、マルバハグマの花がもう満開で、危急種のトクサランやチケイランも次々と咲き出していました。また、絶滅危惧種のカンラン、オキナワセッコク、危急種のレンギョウエビネ、カシノキラン、ヒメトケンラン、ナンカクラン、オナガエビネ、ツルラン、ナギランなど、多くの貴重な植物が見つかりました。そして、以前確認したルリシャクジョウの群落はほとんど終わりかけていましたが、かろうじて2本の花が残っていました。さらに、好奇心旺盛な天然記念物のホントウアカヒゲが、50pの至近距離まで2度3度と近づいてきました。林道沿いでは、アオノクマタケラン、センリョウ、リュウキュウミヤマシキミの真っ赤な実、ルリミノキのきれいな瑠璃色の実が色づき、ツワブキの黄色の花、アリモリソウの真っ白な花が咲き乱れて華やかでした。

  
源流                     観察会

  
ホントウアカヒゲ                 ルリシャクジョウ

  
 ヘツカリンドウ                     ヘツカリンドウ

  
 ヘツカリンドウ                         ヘツカリンドウ

  
ヘツカリンドウ                   ヘツカリンドウ

  
ヘツカリンドウ                  ヘツカリンドウ

  
 ヘツカリンドウ                   ヘツカリンドウ 

  
 ヘツカリンドウ                  チケイラン

  
  チケイラン                     トクサラン

  

トクサラン                      トクサラン