やんばる通信

 

2004年10月31日

 カンランの開花を撮影する目的で、やんばるの森へ行って来ました。今回は、植物研究専門家の皆さんも同行しての調査となりました。森の中では、マルバハグマの花が咲き出し、絶滅危惧種のカンラン、オキナワセッコク、危急種のトクサラン、レンギョウエビネ、カシノキラン、チケイラン、ヒメトケンラン、ナンカクラン、オナガエビネ、ツルラン、ナギランなど、多くの貴重な植物に出会いました。目的のカンランは、今回も蕾が上がっていませんでしたが、数的にはかなり増加していて、今後に期待が持てます。また、前回確認のルリシャクジョウの群落は、まだ数株が残っていて、初めて見る人たちは大喜びでした。さらに、満開のクニガミシュスランの足の踏み場もないくらいの大群落にも出会いました。そして、天然記念物のリュウキュウヤマガメ(6匹)、ヒメハブ、アカマタにも遭遇しました。林道沿いでは、アオノクマタケラン、センリョウ、ルリミノキが色づき始めていました。
  

  
 マルバハグマ              マルバハグマ奇形花

  
観察会                      観察会

  
 観察会                      観察会

  
 ルリシャクジョウ                      ルリシャクジョウ

  
カンラン                    カンラン

  
  クニガミシュスラン                クニガミシュスラン

  
   アカマタ                  カシノキラン 

  
  マツバラン                    シロシャクジョウ

  
  オオタニワタリ                     オオタニワタリ

  

ルリミノキ                        ルリミノキ