やんばる通信

2004年5月16日

  5月16日、やんばるの原生林へ行って来ました。渓流を遡ってヤクシマスミレとアマミスミレの撮影が目的でした。アマミスミレの自生する谷間への入り口には、いつも門番のヒメハブがいるので注意深く進むのですが、なんと今回は5人の門番がいるではないですか!みんな、次々現れる門番に悲鳴を上げながらおそるおそる入り込みました。残念ながら今回もアマミスミレは咲いていませんでした。渓流の日当たりの良い場所にあるヤクシマスミレは今を盛りと満開でした。また、天然記念物で美しいイシカワガエルが出迎えてくれました。森の中ではアジサイの仲間で原種の趣のあるリュウキュウコンテリギやヒメタムラソウがあちこちで咲き出していました。林道沿いでは、おいしい、オレンジ色のリュウキュウイチゴ、ヤナギイチゴ、赤いホウロクイチゴ、黒いクワノハイチゴ、ヤマモモがたくさん実を付けていました。そして、つい最近登録されたばかりの貴重な蘭、タカサゴヤガラも満開でした。

  
渓流                 渓流 

  
調査隊?                   ヒメハブ         

  
  アマミスミレ                      アマミスミレ  

  
撮影中                      イシカワガエル       

  
ヤクシマスミレ                           ヤクシマスミレ

  
ホウロクイチゴ                      クワノハイチゴ  

  
リュウキュウコンテリギ                 タコサゴヤガラ