やんばる通信

 

2004年2月3日

  職場の創立記念日で休日となったため、やんばるの原生林へ行って来ました。今回は、まだ入ったことのない谷間へ、自分たちでルートを空けながら、どんどん入り込みました。下の画像を見れば雰囲気がわかるでしょうか。川の源流、最初の一滴、岩の透き間からこんこんと水の湧き出している場所にもぶつかりました。ヤブツバキ、サクラツツジ、サツマイナモリが満開で、ケラマツツジ、チャボイナモリ、絶滅危惧種のオキナワセッコクが咲き出していました。また、絶滅危惧種のヤクシマアカシュスラン、カンラン、トクサラン、ヒモラン、危急種のオナガエビネ、ツルラン、レンギョウエビネ、カシノキラン、チケイラン、ヒメトケンラン、ナンカクラン、オオタニワタリなど、多くの貴重な植物に出会えたすばらしい森でした。そして、アオノクマタケラン、ルリミノキのきれいな斑入りの株も見つかりました。それと、ご神体のようなスッポンダケも今回は3本もありました。何度見ても、神のいたずら心には思わず吹き出してしまいます。真っ白で、大変美味な冬のキノコの代表ヒラタケや、キクラゲもどっさりあり、嬉しいおみやげになりました。
    
原生林                     源流

    
   無名滝                    樹齢300年?のイタジイ

    
 ヤクシマアカシュスラン                      オキナワセッコク

  
  チャボイナモリ                         スッポンダケ