やんばる通信

 

2004年1月25日

  やんばるの原生林へ行って来ました。今回は、久しぶりに南ルートから入りました。ルートといっても最初だけで、脇道にそれてどんどん原始の森へ入り込みました。オオタニワタリの着生のすごさを見れば雰囲気がわかるでしょうか。ヒモランの群生した株も見つかりました。ヒメサザンカは終わりかけていましたが、相変わらず甘い香りの白い絨毯を敷き詰めていました。それに変わって、ヤブツバキと、サクラツツジ、サツマイナモリが次々と咲き出し、シキミの花も、負けずに香りを漂わせていました。また、天然記念物のリュウキュウヤマガメ、絶滅危惧種のオキナワセッコク、カンラン、トクサラン、ヒモラン、危急種のオナガエビネ、ツルラン、カシノキラン、シコウラン、クニガミシュスラン、チケイラン、ナギラン、ヒメトケンラン、ナンカクラン、オオタニワタリ、シマイワカガミ、ヤクシマヒメアリドウシランなどに出会いました。1日に、これだけ多くの貴重な動植物に出会うということは、この森のすばらしさを証明しているといえます。アオノクマタケラン、マンリョウ、リュウキュウミヤマシキミが真っ赤な実を着けて、森に彩りを添えていました。そして、ルリミノキの見事な斑入りも見つかりました。
    
ルリミノキの斑入り              サンキライの花

    
   マンリョウ                  オオタニワタリの着生

    
 ナンカクラン                      チケイラン

   
  カンラン                         ナギランの種子

   
リュウキュウヤマガメ                  シマイワカガミ

   
ヤクシマヒメアリドウシラン                                トクサラン