やんばる通信

 

2004年1月12日

  1月12日、やんばるの森へ行って来ました。。ヒメフタバランが早々と咲き始めていました。ごく稀に見つかる、歩いていると踏みつけてしまいそうな目立たないランですが、花は小人たちがぶら下がっているようで、かわいらしいものです。1月から咲き始め、早春を感じさせる花です。今回の場所はかなりの群落で、林道沿いに一斉に咲いていました。ナンカクランも見つかりました。また、ビロードボタンヅルの花がちらほら咲いていました。クレマチスの仲間の在来種で、比較的珍しい植物です。かわった冬咲きのクレマチスで、南西諸島からマレー半島にかけて分布する亜熱帯から熱帯の原種です。他の冬咲きの原種と異なり、真冬でもツルが成長しながら開花します。花は、緑がかったオレンジ色です。オキナワスズムシソウ、サクラツツジ、サツマイナモリも咲き出していました。

  
  ヒメフタバラン                       ヒメフタバラン(緑花)

  
   ナンカクラン                      オキナワスズムシソウ

  
サクラツツジ                          サツマイナモリ

  
ビロードボタンヅル