【特 徴】葉のない腐生の多年草。根はやや肥大し、長さ3〜5cmで、茎は直立し、花序を含めて長さ3〜5cm。総状花序は頂生し、1〜4花をつける。花は淡褐色。蕚片と花弁は合着して鐘形となり、開平し、長さ1.5cmで、蕚片は広披針形、花弁は広卵形で蕚片より小さい。唇弁は淡褐色で、先は朱色を帯び、長さ8mm、広三角状卵形で、基部に1対の有毛で球状の隆起がある。蘂柱は長さ4mm、先に短い糸状突起がある。果実は黒色で、長さ25p〜30p程度に伸びる。 【生育環境】西表島では山地の川沿いのイタジイの林床に生えるが、沖縄島のものは、山地の自然林の林床に生える 【分 布】西表島の固有種とされていたが、2010年2月27日に沖縄本島北部でも発見した。 2012年2月付けで新産地として登録された 【開花時期】2〜3月 【カテゴリ-】環境庁版RDB(絶滅危惧IA類) 沖縄県版RDB(絶滅危惧IA類) |