【特 徴】高さ30〜50p程の葉を欠く菌従属栄養植物の多年草。茎は黒く、分枝し、針金状で硬く短い棘状の突起がある。花は淡黄白色で、長さは15o程。萼片と側花弁は倒被針形で、唇弁は萼片と同長。下半部は蕊柱と合着し、先端部は倒卵形で、内側に白色の長毛を密生する。蕊柱は萼片より短く、10o程。 開花期間は長いが、個々の花は一日花で、午後には閉じるため、平開した花を見るのは簡単ではない。 和名の由来は、発見地が阿波(徳島県)であることによる。 【生育環境】山地の自然林の林床に地生する 【分 布】本州(和歌山県)、四国(徳島県)、九州(鹿児島県)、沖縄本島北部(新産地) 【開花時期】6〜9月 【カテゴリ-】環境省版RDB:絶滅危惧TA類 |